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enthesopathy
著者: 福田眞輔1
所属機関: 1滋賀医科大学整形外科
ページ範囲:P.1182 - P.1182
文献購入ページに移動enthesis(付着部)とは腱,靱帯,関節包などが骨に接合している部分をさす.enthesisは生物活性が高い場所で,外傷・変性・炎症・代謝性疾患などの病変の好発部位である.このenthesisに起きる病変を総称してenthesopathy(付着部症)と呼んでいる.この言葉は,東欧のrheumatologistであるNiepelの造語とされている1).整形外科やリウマチ科で扱う広義のリウマチ性疾患(痛みを伴う運動器疾患)の中にはenthesopathyの疾患概念にあてはまるものが多い.
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