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特別企画 阪神・淡路大震災―災害医療における整形外科医の役割
千里救命救急センターにおけるcrush syndrome症例の分析
著者: 浅井達哉12
所属機関: 1千里救命救急センター 2姫路赤十字病院整形外科
ページ範囲:P.1257 - P.1262
文献購入ページに移動今回の震災において当千里救命救急センターの果たした役割は,①医療システムの混乱した被災地の後方病院として重傷患者を引き受け,その救急管理をすること,②いったん転入した患者を適切な医療機関へと転出するという中継点としての役割の2点である.
①に関しては当センターが独自に現地へ派遣したDoctor carが,被災地の病院より直接患者を搬送した.②に関しては脊髄損傷などが含まれる.
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