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MRIにおける生体用金属のアーチファクト
著者: 阿部栄二1 奥山幸一郎1 石河紀之1 本郷道生1 佐藤光三1 佐志隆士2 石川英次郎3
所属機関: 1秋田大学医学部整形外科 2秋田大学医学部放射線科 3瑞穂医科工業開発部
ページ範囲:P.1347 - P.1353
文献購入ページに移動異なる合金で同一形状のpedicle screwを作製し,豚脊椎に刺入して撮像したMRIでは,アーチファクトの大きさはSUS316(ステンレス鋼)>MP-35N(コバルト合金)>Ti-6AI-4V(チタン合金)の順で,磁場強度では1.5テスラ>0.5テスラ,撮像条件ではT2*>T2>プロトン密度>T1の順であった.0.5テスラではチタン合金とコバルト合金のT1強調画像が,1.5テスラではチタン合金のT1強調画像のみがscrew刺入部での脊柱管内状況の把握が可能であった.
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