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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科30巻2号

1995年02月発行

文献概要

シンポジウム 機能的電気刺激(FES)の理論と実際

FESによる歩行制御

著者: 島田洋一1

所属機関: 1秋田大学医学部整形外科

ページ範囲:P.163 - P.171

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 抄録:対麻痺の起立,歩行再建は使用する電極の種類,装具併用の有無(ハイブリッドFES),筋疲労抑制のためのclosed-loop control対応により大きく分けられ,それぞれの方法を用いて各国で再建が行われている.われわれは,経皮的埋め込み電極を用い,closed-loop control下にハイブリッドFESを行っている.完全対麻痺では,6例全例で起立可能で,そのうち脊髄損傷の4例では最高20mの歩行が可能であった.2例ではclosed-loop control併用により,安定した歩行を獲得できた.不全麻痺に対するTESでは,2例とも実用的な歩行能力を獲得でき,今後広く試みられてよい方法である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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