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末梢神経のくびれ
著者: 長野昭1
所属機関: 1東京大学医学部附属病院分院整形外科
ページ範囲:P.200 - P.201
文献購入ページに移動特発性前・後骨間神経麻痺でみられるその病態の一つで,神経線維束が図のごとく砂時計様にくびれているものをいう.絞扼物により神経幹が圧迫されくびれを生じたものではなく,神経展開では,外見上神経はほぼ正常で,神経線維束間剥離を行うとはじめて明らかとなる.この神経の砂時計様くびれの報告は,後骨間神経麻痺では,1969年古沢ら1)の記載が最初で,以来数十例報告されている.前骨間神経麻痺ではHaussmann(1981)2)らの報告が最初で,以後中村ら3),星ら4)および柴田ら5)の報告があるのみである.
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