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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科30巻2号

1995年02月発行

文献概要

臨床経験

胸椎椎間板ヘルニアに対する前方除圧固定術

著者: 井戸一博1 清水克時1 中山裕一郎1 山室隆夫1 四方實彦2

所属機関: 1京都大学医学部整形外科教室 2京都市立病院整形外科

ページ範囲:P.202 - P.204

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 抄録:1986(昭和61)年以降,胸椎椎間板ヘルニアに対して当科で施行された前方除圧固定術5例について検討した.全例共に,側臥位で開胸の後,椎体前面に到達し,顕微鏡下に除圧を行い,移植骨には切除した肋骨および腸骨を用いた.T11/12の1例のみZielke instrumentationによる内固定を追加した.術後,症状は改善し,骨癒合は良好であった.開胸に伴う肺合併症はなかったが,肋間神経由来の疼痛が出現した.本法は,前方における十分な除圧と骨移植による脊椎の安定性が得られるため,胸椎椎間板ヘルニアに対する有用な手術法である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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