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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科30巻3号

1995年03月発行

文献概要

シンポジウム 膝関節のUnicompartmental Arthroplasty

膝関節片側置換術の適応―人工膝関節全置換術との差

著者: 龍順之助1 斉藤修1 渡辺健彦1 及川久之1 佐野精司1

所属機関: 1日本大学医学部整形外科

ページ範囲:P.253 - P.260

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 抄録:65歳以上の高齢者の変形性膝関節症において疼痛が強く,歩行障害があり,X線上に関節裂隙の消失を認める場合,人工膝関節の適応となる.内側または外側の片側罹患型の関節症で,反対側が保たれている場合,片側置換型の人工関節かまたは全人工関節置換術か選択に迷うことがしばしばある.今回当科にて経験した,片側置換例と術前片側置換も考慮した全置換例につき検討して両術式の適応を検討した.その結果,両術式の決定因子は,術前膝評価点数,膝蓋大腿関節の変化,骨破壊の程度,内外反変形の程度,関節の動揺性,屈曲拘縮の程度,術前体重,日常の活動性等であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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