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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科30巻3号

1995年03月発行

文献概要

シンポジウム 膝関節のUnicompartmental Arthroplasty

単顆置換術の合併症

著者: 渡部高士1 有江忠生1 山下太郎1

所属機関: 1わたなべ歯科・整形外科病院

ページ範囲:P.285 - P.296

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 抄録:過去18年間変形性膝関節症に対し行ってきた単顆置換術は304関節であるが,そのうち38関節に術後の合併症のため再置換を要した.脛骨板の沈み,破損,ゆるみが24関節と最も多かった.再置換の方法は脛骨板交換16関節,TKA19関節HTO1関節,大腿骨側人工関節交換2関節であった.脛骨板破損は強度の問題であるが沈下は患者の体重,骨の強度,手術法,脛骨板の面積,術後経過年数,内反矯正の良否に影響された.10年以上経過例は71関節であるが再置換を受けた12例を含め53例が生存していてADLに支障はない.TKAの完成度は高いがUKAは未だ未完成であり,これからの研究によりさらに好成績が期待できる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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