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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科30巻4号

1995年04月発行

文献概要

特集 上位頚椎疾患―その病態と治療(第23回日本脊椎外科学会より)

RA環軸関節病変のMRI―臨床症状との関連およびGd-DTPAを用いたdynamic MRI,functional MRIを含めて

著者: 豊田耕一郎12 河合伸也1 小田裕胤1 斎鹿稔1

所属機関: 1山口大学医学部整形外科 2現:国立浜田病院整形外科

ページ範囲:P.361 - P.366

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 抄録:RA環軸関節病変のMRI所見と臨床症状,X線所見,炎症反応所見との関係について検討した.MRI矢状断像における歯突起および周囲軟部組織の形態は3型に分類でき,外側型には垂直脱臼例が多かったが,臨床症状における差は認めなかった.MRIでの脊髄圧迫および髄内信号変化は脊髄症状を反映していた.造影剤静注後,短時間に数枚撮像するdynamic MRIは滑膜の経時的変化を観察でき,局所の滑膜の炎症度を反映している.造影後に頚椎を前屈して撮像するfunctional MRIは歯突起後方の滑膜病変の描出に有用であり,適応を選べば動的因子の関与の検索に有用である可能性を示唆した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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