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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科30巻4号

1995年04月発行

文献概要

特集 上位頚椎疾患―その病態と治療(第23回日本脊椎外科学会より)

保存療法による成長期脊椎分離症分離部骨癒合の成績

著者: 吉田徹1 山根知哉1

所属機関: 1(医)慈和会吉田整形外科病院

ページ範囲:P.457 - P.463

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 抄録:MRIは成長期脊椎分離症の診断に画期的な進歩をもたらした.すなわちX線像では勿論,CT像でも診断困難な脊椎分離の始まりをMRIは補捉することが可能である.1991年以来,MRIによる診断を用い,成長期脊椎分離症の保存療法を行ってきた.18歳以下の例で椎弓根部にMRI T1強調像で低輝度変化を認めた成長期脊椎分離例では,脊椎装具などの保存療法で80%以上の分離部の骨癒合が得られた.このMRI T1強調像での分離部の低輝度変化は保存療法による分離部骨癒合を保証するものであった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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