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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科30巻4号

1995年04月発行

文献概要

特別企画 頚部脊柱管拡大術―そのポイント

緒言

著者: 小野村敏信1

所属機関: 1大阪医科大学整形外科

ページ範囲:P.528 - P.529

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 頚椎症性脊髄症に対する後方からの除圧には椎弓切除術が唯一の術式として久しく用いられてきたが,1968年に桐田は頚椎の広汎同時椎弓切除術を開発した.また,1971年に服部により創案された椎弓基部を温存して脊髄除圧後に脊柱管を拡大位に形成する術式は,現在laminoplastyと総称される頚部脊柱管拡大術の出発点となった.除圧を必要とする脊髄を術中術後を通じてより愛護的,生理的な環境に保つ意図のもとに創意開発されたこれらの術式は多くの脊椎外科医の共感をよび,手術法に次々と工夫が加えられ,わが国の生んだ優れた術式として世に紹介された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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