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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科30巻5号

1995年05月発行

文献概要

境界領域

歩行改善を目的とした経皮電極を用いた治療的電気刺激(TES)の経験(第1報)

著者: 亀山順一1 半田康延2 桜井実3

所属機関: 1東北労災病院理学診療科 2東北大学大学院(医)運動機能再建科 3東北大学整形外科

ページ範囲:P.609 - P.614

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 抄録:脳血管障害による痙性不全片麻痺患者4例と脊髄損傷による痙性不全対麻痺患者5例を対象に,歩行の改善を目的として,経皮電極を用いた治療的電気刺激(therapeutic electrical stimulation:TES)を行った.TESの刺激前,刺激後における 1)下肢関節可動域,2)徒手筋力テストによる下肢の筋力,3)筋電図による足関節背屈時の拮抗筋の筋放電,4)歩容について比較検討した.その結果,刺激後 1)~4)のすべてにおいて良好な結果を得た.今後,このような患者に対するTESは,リハ領域における有効な治療法の一つとなり得ると思われる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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