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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科30巻5号

1995年05月発行

文献概要

手術手技 私のくふう

矢状皮弁による下腿切断術

著者: 長島弘明1

所属機関: 1岡山大学附属病院理学療法部

ページ範囲:P.625 - P.628

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 抄録:下腿切断術では,今でも前後皮弁法が一般的である.しかし血行障害患者における下腿前方の皮膚は多くの場合極めて薄く,手術終了時に血行を確認したにもかかわらず,術後の浮腫などによってその後に血行が途絶してトラブルを生じることがある.欧米の文献によれば,血行障害患者に限らず高齢者の切断で今や前後皮弁法を用いることは無いという主張がいくつも有る.このような場合の術式として,よく知られる後方皮弁法のほかに,内外側皮弁法の報告がある.わが国で追試の報告はまだほとんど無いが,筆者の経験でも後方皮弁法に劣らぬ成績が得られるように思う.部分的筋固定など,細部をいくらか変えて筆者が行う術式を紹介する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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