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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科30巻6号

1995年06月発行

文献概要

手術手技 私のくふう

人工骨頭置換に転子下骨切りを必要とした脱臼性股関節症の3例

著者: 赤津昇12 武井経憲1 清野良文1

所属機関: 1長野県身体障害者リハビリテーションセンター 2現:日赤医療センター整形外科

ページ範囲:P.719 - P.723

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 抄録:過去にSchanz骨切り術による治療を受けた2例,未治療の脱臼性股関節症1例に対し,それぞれ骨軸の矯正,骨短縮および前捻角の矯正を目的とした大腿骨転子下骨切りを行い,Stryker社製のcementless stemを使用しての関節置換を一期的に行った.症例は全例50歳代女性で,関節部はdual bearing headにて再建した.骨切り部の骨癒合は全例5~6カ月で得られた.omnifit stemを使用した症例ではstemの沈み込みが生じたが,omniflex stemを使用した他の2例では,十分なStemの安定性が得られた.本術式は,人工関節置換をするために大腿骨の矯正骨切りを必要とする症例に,矯正操作と関節置換を一期的に行える有用な方法である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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