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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科30巻6号

1995年06月発行

文献概要

臨床経験

胸椎側弯凹側にneurofibromaを伴ったneurofibromatosisの1例

著者: 松原祐二1 斎藤晴彦1 安藤智洋1 川上紀明2 荒尾和彦3

所属機関: 1名城病院整形外科 2名古屋大学医学部整形外科 3愛知県心身障害者コロニー中央病院整形外科

ページ範囲:P.739 - P.741

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 抄録:neurofibromatosisに合併する脊椎変形の頻度は10.4~69%とされ,その治療には難渋することが多い.また,neurofibromaの合併も13~57%にみられ,2~29%が悪性化するとされる.われわれは,胸椎側弯凹側にneurofibromaを伴ったneurofibromatosisの症例に対し,腫瘍切除を含め2期的に手術を行った.1回目は腫瘍切除を容易にするため,T3-L1の後方矯正固定を行った.2回目は前方凹側進入により,胸部外科の協力を得て腫瘍切除後,T6-11の前方固定を行った.両手術とも回収血と自己血輸血のみで,同種血輸血は回避でき,良好な結果を得た.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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