icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科30巻6号

1995年06月発行

文献概要

臨床経験

術後MRIで脊髄腫大傾向を示した頚髄症の2例

著者: 伊藤友一1 大島義彦1 林雅弘1 平本典利1 尾鷲和也1 佐藤信彦1

所属機関: 1山形大学医学部整形外科

ページ範囲:P.755 - P.759

文献購入ページに移動
 抄録:MRIにより手術後脊髄腫大傾向を示した頚髄症の2例を経験した.症例1は,57歳の男性で,右下肢脱力と歩行障害を主訴に山形大式頚椎拡大術が施行された.術後6週間で撮像したMRIによりT1強調像で脊髄腫大傾向,T2強調像で高輝度領域の拡大を示した.症例2は44歳の男性で,頚椎症性脊髄症と診断され山形大式拡大術が施行された.術後6カ月のMRIのT1強調像では圧迫部位に限局した脊髄腫大像が見られた.以上の症例に共通する特徴は,症状発症から手術までの経過が短いこと,術前のMRIのT2強調像で脊髄圧迫部位を中心として高輝度領域を示したことである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら