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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科30巻7号

1995年07月発行

文献概要

論述

U字型ロッドを用いた漏斗胸の観血的治療

著者: 中村孝文1 池田天史1 千田治道1 福山紳1 高木克公1

所属機関: 1熊本大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.801 - P.805

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 抄録:1980年から1994年8月までに39例の漏斗胸に対し内固定を用いた胸骨挙上法を施行した.初期にはZimmerプレートを使用していたが,1988年以後の14例にはKirschnerワイヤーをU字型に採型したロッドを用いており,両者の比較検討を行った.いずれも矯正率は70%以上と良好であり,両者の差はないが,出血量はUロッド群147.5ml,プレート群851mlと有意の差が認められた.またUロッドは固定,抜去が容易であり,あらゆる変形の矯正およびあらゆる年齢に対応できることから漏斗胸に対する優れた治療法の一つと考えられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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