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シンポジウム 原発性脊椎悪性腫瘍の治療
原発性脊椎悪性腫瘍に対するtotal en bloc spondylectomy(vertebrectomy)の根治性―病理組織学的検討を加味して
著者: 富田勝郎1 藤田拓也1 川原範夫1 土屋弘行1 鳥畠康充1 上田善道2
所属機関: 1金沢大学医学部整形外科 2金沢医科大学第2病理
ページ範囲:P.817 - P.827
文献購入ページに移動実際にこのコンセプトに基づき原発性脊椎悪性腫瘍に対して根治的切除術(total en bloc spondylectomy)を行った.これらの切除標本を大割連続切片(横断,縦割面)とし,椎骨の各構成部分ごとに切除縁やbarrierにつき腫瘍病理学的に評価した.これらの結果は,脊椎腫瘍を腫瘍外科学的に切除する方法を追求していくうえで極めて重要な示唆を与えてくれるものであった.
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