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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科30巻8号

1995年08月発行

文献概要

臨床経験

血液透析患者に合併した第2頚椎歯突起骨折の1例

著者: 小野沢司12 井上謙一1 小沢一広1 佐藤寿一1 三宅康晴1 安藤政克3

所属機関: 1旭川赤十字病院整形外科 2現:深川市立総合病院 3旭川赤十字病院整形外科病理部

ページ範囲:P.1011 - P.1014

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 抄録:長期透析患者にみられた第2頚椎歯突起骨折の1例について報告する.症例は41歳,男性.両結核性腎症による慢性腎不全のため21年の血液透析歴あり.スキーで転倒し受傷.画像所見上,骨折部に骨透亮像がみられ,ハローベストによる保存的治療で骨癒合得られず,受傷後7カ月時にBrooks法による後方固定を行い,後方の骨癒合は得られた.手術時に経口的に歯突起骨折部および周囲組織の生検を行い,組織学的にアミロイドの沈着が証明された.本症例はアミロイド沈着による歯突起の脆弱化のために骨折を起こしたと考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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