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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科30巻9号

1995年09月発行

文献概要

検査法

腰椎疾患におけるMRミエログラフィーの経験

著者: 山口潔1 高橋和久1 山縣正庸1 村上正純1 守屋秀繁1 北原宏2 守田文範2 中野喜正2 石井照之2

所属機関: 1千葉大学医学部整形外科 2千葉大学付属病院放射線部

ページ範囲:P.1053 - P.1056

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 抄録:腰椎椎間板ヘルニア,脊柱管狭窄症等の退行性腰椎疾患においてMRミエログラフィーの撮像を試みた.MRIは,GE社製シグナアドバンテージ1.5Tを用い,3次元撮像モードであるSSFP法にて画像データを収集し,脳脊髄液を強く高輝度に描出した.撮像時間は約3分間である.本法により,椎間板ヘルニア例では従来の脊髄腔造影像と同様の画像が得られ,脊柱管狭窄症例では従来の脊髄腔造影でのブロック部より末梢の描出が可能であった.本法は画質がやや劣るものの,将来的に従来の脊髄腔造影検査にかわりうる可能性があり,新しい非侵襲的検査法として有用であると考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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