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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科31巻1号

1996年01月発行

文献概要

シンポジウム 腰椎変性すべり症の手術

非固定・選択的除圧術をめぐって

著者: 菊地臣一1

所属機関: 1福島県立医科大学整形外科

ページ範囲:P.6 - P.12

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 抄録:腰椎変性すべり症に対する非固定・選択的除圧術の適応,手術の時期,術式のポイント,および短期の手術成績について述べた.良好な脊柱のalignmentは,腰痛と下肢症状に与える影響は逆の関係にある.除圧術,固定術各々の問題点を今後明らかにすることが望まれる.そして,固定術併用による利害損失を真に比較し得る群での評価が今後なされなければならない.腰椎変性すべり症に対しての術式適応の是非は,症状の内容によって全く異なっており,手術に対する期待度も異なる.prospective studyによって除圧術の効果と固定術の効果を大別して評価する必要がある.また,術式に関係のない手術それ自身の限界に対しても評価されるべきである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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