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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科31巻10号

1996年10月発行

文献概要

論述

腰椎椎間関節造影と後枝内側枝の電気刺激による放散痛の検討

著者: 福井晴偉3 大瀬戸清茂1 塩谷正弘1 大野健次2 長沼芳和1 唐澤秀武1

所属機関: 1関東逓信病院ペインクリニック科 2高松赤十字病院麻酔科 3阪南中央病院麻酔科

ページ範囲:P.1121 - P.1126

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 抄録:各々の腰椎椎間関節,脊髄神経後枝内側枝がどのような部位の痛みの原因として関与しているか多数の腰痛患者で調査を行った.対象は腰椎椎間関節由来の疼痛が疑われた患者で椎間関節ブロックを施行した患者のうち造影剤注入時に本来の痛みの部位に疼痛の再現性が得られ局麻薬注入後に疼痛の消失が得られた患者48人,71関節,また椎間関節ブロックの長期的効果が認められず,facet rhizotomyを施行した患者のうち,後枝内側枝の電気刺激時に本来の痛みの部位に疼痛の再現性が得られ,facet rhizotomyにより疼痛が消失した患者39人,93部位とした.それぞれの放散痛の部位を5カ所にわけて記載し,L1/L2からL5/S1までの椎間関節,Th12からL5までの後枝内側枝の放散痛の部位を調べた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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