文献詳細
臨床経験
腰椎変性すべり症に対するSteffee VSP system法の治療成績と矯正損失に影響を及ぼす因子
著者: 曽雌茂1 司馬立1 舟崎裕記1 岩永真人1 長谷川岳弘1 須郷正徳1 服部哲1 藤井克之1
所属機関: 1東京慈恵会医科大学整形外科
ページ範囲:P.1149 - P.1153
文献概要
一方,矯正損失には,術前の後屈位X線像における罹患椎間の局所後弯の残存と骨粗鬆症が関与し,骨移植法,術前罹患椎間可動域,椎間板変性の程度,椎間関節の形態などとは関係は認められなかった.術前の後屈位での局所後弯の残存,骨粗鬆症の存在する症例では,術後矯正損失をきたしやすく,注意する必要がある.
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