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文献概要
臨床経験
Mitek®(G Ⅱ anchor)の使用経験
著者: 村越史呂1 八木知徳2 大野和則1 佐々木勲1 鈴木朝之3 杉本憲一3
所属機関: 1手稲渓仁会病院整形外科 2八木整形外科医院 3自衛隊札幌病院整形外科
ページ範囲:P.1177 - P.1182
文献購入ページに移動術後成績は概ね満足する結果が得られており,身体各所の小関節や関節辺縁部にMitekを用いることが可能であった.術後良好な軟部組織の固定を得るには,骨梁の状態,固定される軟部組織の強度および断裂形態により,アンカーを適宜追加補強し,縫合方法にも工夫を加えることが重要である.合併症は,術中結紮操作時での縫合糸の断裂が最も多いため,修復部位を考慮し,十分強度のある縫合糸を選択することが好ましいと考えられた.
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