icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科31巻10号

1996年10月発行

文献概要

臨床経験

神経線維腫症に併発した悪性末梢神経鞘腫と悪性Triton腫瘍の1例

著者: 大類広1 山川光徳2 須田昭男1 石川朗1 近藤慈夫3

所属機関: 1山形大学医学部整形外科 2山形大学医学部第二病理 3山形大学医学部皮膚科

ページ範囲:P.1199 - P.1202

文献購入ページに移動
 抄録:悪性Triton腫瘍と悪性末梢神経鞘腫が発生した神経線維腫症の稀な1例を報告する.症例は61歳女性で,神経線維腫症の既往があった.右腰部に潰瘍を伴った腫瘍が生じ,切除術後悪性Triton腫瘍と診断した.組織学的には,悪性末梢神経鞘腫と横紋筋肉腫の像を示した.電顕的には細胞質内に濃淡のミオフィラメントが見られた.一方,初診時より右腋窩部の腫瘍が存在し,9カ月後切除術を行い,悪性末梢神経鞘腫と診断した.画像診断では,他に縦隔や後腹膜にも腫瘤の存在が認められた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら