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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科31巻11号

1996年11月発行

文献概要

論述

内視鏡下腰椎前方固定術における至適到達法の検討―豚を用いた実験的研究

著者: 西須孝12 山田英夫3 高橋和久1 山縣正庸1 中村伸一郎1 菅谷啓之1 安原晃一1 粟飯原孝人1 新井元1 守屋秀繁1

所属機関: 1千葉大学医学部整形外科 2国立佐倉病院整形外科 3国立佐倉病院外科

ページ範囲:P.1231 - P.1236

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 抄録:生後3カ月の家畜豚16頭を対象として経腹膜法と腹膜外路法による内視鏡下腰椎前方固定術を試みた.腰仙椎移行部では経腹膜法によるアプローチを行い,中位腰椎では経腹膜法と腹膜外路法によるアプローチを行い,両者を比較した.大出血,空気塞栓,腸管損傷等の合併症はなく,いずれの群も目的を達し得た.腰仙椎移行部では,経腹膜法によるアプローチで安全な手術操作が可能であった.中位腰椎においては分節動静脈を確実に結紮切離することにより,腹膜外路法によるアプローチを安全に行うことが可能で,経腹膜法に比較し手術時間と視野の点でより優れた方法であると考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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