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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科31巻11号

1996年11月発行

文献概要

講座

認定医トレーニング講座―画像篇・5

著者: 吉田仁郎1 菊地臣一1

所属機関: 1福島県立医科大学整形外科

ページ範囲:P.1253 - P.1255

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症例 66歳,男性,会社員(図1-a,b)
 1992年,転倒時,右膝を打撲した.それ以後,時々,右膝関節の腫脹が出現するようになった.しばらく放置していたが,右膝関節痛が出現し徐々に動作開始時痛や歩行時痛が増強したため,近医で薬物加療を受けた.しかし症状が軽快せず,軽度安静時痛も出現したため,当科を受診した.
 初診時理学所見:右膝関節に腫脹と熱感を認めた.関節可動域は,伸展で-20°,屈曲は100°と制限されていた.内側の大腿𦙾骨関節裂隙に圧痛を認めた.半月板徴候は陰性であった.関節動揺性は認められなかった.関節穿刺液の性状は黄褐色で,白色の浮遊物を認めた.他の関節には腫脹や疼痛はない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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