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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科31巻11号

1996年11月発行

文献概要

臨床経験

Nail-Patella Syndromeの3例

著者: 王寺享弘1 小林晶1

所属機関: 1福岡整形外科病院

ページ範囲:P.1265 - P.1272

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 抄録:爪,膝蓋骨,肘関節の形成不全および骨盤のiliac hornを四主徴とするNail-Patella Syndrome(爪・膝蓋骨症候群)は比較的稀な疾患であり,膝の愁訴で来院することが多い.今回,本疾患の3例を経験したが,症例1は6歳,女児,症例2は14歳,男性であり,症例3は37歳,女性で症例2の母親である.家系図の検討から症例1は血液型B因子と関係した遺伝子にて遺伝したものと考えられた.また症例2は4徴がそろった完全型であったが,症例1と3は不全型であった.3例とも保存的に治療したが,症例1は8年間経過している.
 本論文ではNail-Patella Syndromeの病態や診断,さらに膝蓋大腿関節の治療法につき文献的考察を加えて検討した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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