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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科31巻12号

1996年12月発行

文献概要

臨床経験

鎖骨近位骨端線後方離開の1例

著者: 玉置康之12 秦公平1 川那辺圭一1 中山威知郎1 古川賢吾1 清水基行1

所属機関: 1松江赤十字病院整形外科 2国立姫路病院整形外科

ページ範囲:P.1393 - P.1396

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 抄録:今回われわれは,胸鎖関節脱臼と鑑別困難である比較的稀な鎖骨近位骨端線後方離開の1例を経験したので報告する,症例は13歳の男性で,柔道で投げられ肩関節後方から転落し受傷した.受傷後2週の紹介受診時,右胸鎖関節部に疼痛,腫脹,圧痛を認め断層X線写真,CTでは鎖骨近位端が後方へ転位していた.手術所見はSalter Harris type IIの鎖骨近位骨端線後方離開であり,整復後,キルシュナー鋼線にて固定を行った.術後3カ月で抜釘を行い,以後経過良好である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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