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臨床経験
3次元ヘリカルスキャンCTが術前計画に有用であった寛骨臼骨折の4例
著者: 南銀次郎12 竹下秀之1 前田俊英1 渡部欣忍1 吉岡慎二2 平澤泰介3
所属機関: 1湖北総合病院整形外科 2京都地域医療学際研究所附属病院 3神戸海岸病院整形外科 4京都府立医科大学整形外科
ページ範囲:P.1403 - P.1407
文献購入ページに移動症例は男性4例で,Judet-Letournel分類による骨折型は横骨折2例,T字骨折1例,後壁骨折1例であった.全例保存療法では関節面の整復が得られないため,螺子および鋼線を用いて観血的整復固定術を行った.現在術後10~14カ月(平均12.5カ月)と短期経過であるが良好な結果を得ている.3D-CTでは短時間の撮影で任意の方向から骨折の立体像を描出することが可能となり,手術進入路や内固定方法の選択など術前計画に有用な情報を得ることが出来た.
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