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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科31巻6号

1996年06月発行

文献概要

ついである記・2

Uruguay

著者: 山室隆夫12

所属機関: 1京都大学 2国際整形災害外科学会

ページ範囲:P.726 - P.727

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 その日,New YorkのJohn F. Kennedy空港を発った時はかなりの吹雪であったが,予定通りに出発できた.1983年12月3日,私と家内は丁度盛夏であると思われるUruguayのMontevideoに向けて,こともあろうに分厚い冬服と重い冬オーバーを着込んで出発しなければならなかった.日本からNew Yorkへ飛ぶ時間よりも,New YorkからMontevideoへ飛ぶ時間の方がずっと長くかかるのは,南米行きの飛行機はほとんどがMexico Cityを皮切りに中南米の多くの大都市に停っていくからだ.南へ飛ぶにつれて,途中で乗ってくる乗客の衣服が冬から春へ,そして夏へと変っていく.それにつれて,われわれも衣服を脱いで行くことになり,23時間というなが旅の後にMontevideoに着いた時には半袖姿になって,手荷物ばかりがやたらと多くなっていた.吹雪のNew Yorkから半袖のMontevideoへと一昼夜にして変ってしまったが,時差はほとんどないので睡眠はとり易い.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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