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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科31巻6号

1996年06月発行

文献概要

検査法

MRIが診断に有用であった骨折の4例

著者: 藤田昌彦1 山根敏彦1 宗圓聡1 濱西千秋1 田中清介1

所属機関: 1近畿大学医学部整形外科

ページ範囲:P.729 - P.734

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 抄録:われわれは臨床的には骨折と考えられるものの,単純X線像にて明確な骨折所見を認めない4症例に対してMRIを施行した.受傷後早い時期ではT1強調像で低信号領域,T2強調像で高信号領域の所見が得られた.この所見はその後のX線像にて骨折が明らかになったことから,受傷後早い時期での骨折診断に有用な所見であることがわかった.また,受傷から約2カ月のT1強調像で低信号領域,T2強調像で低信号領域の所見が得られた.このことから骨折のMRIで特にT2強調像は経時的に変化し,これにより骨癒合の状態が把握できると考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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