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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科31巻6号

1996年06月発行

文献概要

臨床経験

骨盤腔内を占拠した巨大epidermoid cystの1例

著者: 荒川仁12 土屋弘行1 徳海裕史1 中谷聡1 砂山千明1 富田勝郎1

所属機関: 1金沢大学医学部整形外科学教室 2氷見市民病院整形外科

ページ範囲:P.735 - P.738

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 抄録:前仙骨部に発生した巨大epidermoid cystの1例を経験した.前仙骨部に発生する腫瘍は,特徴的な症状に乏しく巨大になってから診断されることが多い.
 症例は18歳,女性.2年前から腹部膨隆を自覚した.CT,MRIにて前仙骨部に巨大嚢胞性病変を認め,developmental cyst,neurinoma,GCT,chordoma等が考えられた.手術標本の検討により内容物に扁平上皮を認め,皮膚付属器を認めなかったことよりepidermoid cystと診断した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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