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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科31巻6号

1996年06月発行

文献概要

臨床経験

Salmonella dublinによる感染性大腿動脈瘤破裂の1例

著者: 柴田佳子12 石川誠一1 高橋美徳1 野本努1 菊井博司1 菊池達哉1

所属機関: 1鶴岡市立荘内病院整形外科 2昭和大学医学部形成外科

ページ範囲:P.739 - P.742

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 抄録:サルモネラによる感染性大腿動脈瘤破裂の1例を経験した.症例,85歳,男性.左大腿部腫瘤,疼痛を主訴に来院.左大腿前内側部に10×7cm大の弾性硬の腫瘤を認め,MRI,CT上膿瘍または軟部腫瘍を疑い,摘出術を予定したが腫瘤は自潰し,敗血症性ショックとなり入院となった.第5病日,創部より動脈性の大量出血がみられ,急遽破綻した左大腿動脈を結紮切離した.入院時の創,血液培養からサルモネラが検出され,これによる感染性大腿動脈瘤破裂と診断した.サルモネラによる動脈瘤は早期に破裂することがあるので注意を要する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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