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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科31巻7号

1996年07月発行

文献概要

論述

頚椎椎間関節造影と後枝内側枝の電気刺激による放散痛の検討

著者: 福井晴偉4 大瀬戸清茂1 塩谷正弘1 長沼芳和1 唐澤秀武1 大野健次2 湯田康正3

所属機関: 1関東逓信病院ペインクリニック科 2高松赤十字病院麻酔科 3東京慈恵医科大学麻酔科 4阪南中央病院麻酔科

ページ範囲:P.811 - P.817

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 抄録:各々の頚椎椎間関節が頚肩背部のどのような部位の痛みの原因として関与しているか多数の患者において調査を行った.対象は頚椎椎間関節由来の疼痛が疑われた患者で,椎間関節ブロックを施行した患者のうち造影剤注入時に本来の痛みの部位に疼痛の再現性が得られ局麻剤注入後に疼痛の消失が得られた患者50人,154関節,また椎間関節ブロックの長期的効果が認められずfacet rhizotomyを施行した患者のうち,後枝内側枝の電気刺激時に本来の痛みの部位に疼痛の再現性が得られ,facet rhizotomyにより疼痛が消失した患者33人,60部位とした.それぞれの放散痛の部位を10カ所にわけて記載し,C2/3からC6/7までの椎間関節,C3からC7までの後枝内側枝の放散痛の部位チャートを作った.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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