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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科31巻7号

1996年07月発行

文献概要

臨床経験

MRIが有用であった腸骨骨髄炎の1例

著者: 常泉吉一1 永瀬譲史1 板橋孝1 勝見明1 山中一1

所属機関: 1国立千葉病院整形外科

ページ範囲:P.887 - P.890

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 抄録:われわれはMRIが有用であったサルモネラ菌(Salmonella choleraesuis)を起炎菌とした腸骨骨髄炎,大腿内転筋膿瘍の1例を経験したので報告した.腸骨骨髄炎は比較的稀な疾患で疼痛,圧痛の局在が不明瞭で診断に難渋することが多い.本例ではMRIが診断,経過観察に大変有用な情報を提供した.また,Salmonella choleraesuisによる骨髄炎は極めて稀で,本邦では渉猟し得た限りでは2例のみであった.以上を若干の文献的考察を加え報告した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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