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視座
画像技術の進歩と立体情報
著者: 中村利孝1
所属機関: 1産業医科大学整形外科
ページ範囲:P.893 - P.893
文献購入ページに移動このような画像技術の進歩は,整形外科にとって確かに役に立つ.骨の立体模型が簡単に作られるようになると手術治療の見通しは格段によくなる.骨盤や脊椎の骨折などでは,立体模型を作成して骨片の形と位置をあらかじめ確認しておくと,スクリューやプレートによる固定性についての予測もつく.3次元画像の観察により骨の細工を主体とした脊椎,股関節の手術計画や,骨腫瘍の切除範囲の決定も容易になる.数年前には夢物語であったシミュレーション手術が,まさに可能になりつつあると言える.
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