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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科31巻8号

1996年08月発行

文献概要

臨床経験

私の経験した骨盤内病変による大腿神経麻痺の3例

著者: 田中正道12 冨田武史1 宮本隆司1 三橋浩1

所属機関: 1大阪府立病院整形外科 2姫路赤十字病院

ページ範囲:P.955 - P.957

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 抄録:腸筋内に発生した血腫,膿瘍,腫瘍と異なった病変による大腿神経麻痺の3症例を経験した.それぞれの病因は症例1が転倒を起因とした外傷性血腫であり,症例2は腸筋内膿瘍,症例3は腫瘍による大腿神経麻痺であった.3例とも直接的な神経障害ではなく腸筋膜下での病変の増大による絞扼性神経障害であった.全例病変の摘出ないしは化学療法による腫瘍の縮小により麻痺の改善が得られた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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