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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科31巻9号

1996年09月発行

文献概要

手術手技 私のくふう

手掌内皮切による手根管開放術

著者: 政田和洋1 藤田悟2 冨士武史2

所属機関: 1大阪府立看護大学医療技術短期大学部理学療法学科 2大阪府立病院整形外科

ページ範囲:P.1031 - P.1035

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 抄録:手根管症候群に対して筆者らは手掌内に限局した小皮切を用いて手根管開放術を行い良好な成績を得ている.これは手掌内の約3cm程度の皮切を用いて浅掌動脈弓と横手根靱帯の遠位端の間から正中神経を直視下に観察しながら手根管を開放する方法である.手技的に簡単であるばかりか正中神経を直視下に見ながら手術を行うため安全な方法である.麻痺の回復は従来の手関節を越えて前腕に至る皮切と同様に順調であるが皮切が手関節を越えないのでこの部に多い手術創に関する愁訴は全くない.筆者らの行っている方法を紹介する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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