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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科31巻9号

1996年09月発行

文献概要

臨床経験

肘頭骨折を合併した上腕骨外顆骨折の1例

著者: 中村智1 浜田修1 猪川輪哉1

所属機関: 1市立士別総合病院整形外科

ページ範囲:P.1075 - P.1077

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 抄録:上腕骨外顆骨折に肘頭骨折を合併した症例を経験した.症例は7歳,男児.自転車にて転倒受傷した.X線にてWadsworth分類Ⅱ型の上腕骨外顆骨折と内側骨片を伴ったSalter-Harris分類Ⅱ型の肘頭骨折を認めた.各々の骨折をtension-band-wiring法にて固定し,治療成績は良好であった.受傷機転としては肘伸展位,前腕回内位で手掌からの軸圧により生じた内反ストレスが肘頭骨折とpull-offによる外顆骨折を起こしたと考えられ,Monteggia類似損傷の範疇に入ると思われた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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