icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科32巻10号

1997年10月発行

文献概要

手術手技 私のくふう

腰仙部固定におけるintrasacral fixationの小経験

著者: 松原祐二1 川上紀明1 三浦恭志1 夏目直樹1 斉藤晴彦2

所属機関: 1名城病院整形外科 2西尾市民病院整形外科

ページ範囲:P.1127 - P.1130

文献購入ページに移動
 抄録:腰仙部固定は,その解剖学的特徴,biomechanicalな点より,問題が多い.1993年Jacksonはiliac buttressの概念より,腰仙部固定法としてintrasacral fixationを発表した.本法は,rodをlateral sacral massに刺入し,仙腸関節部でこれを押さえ,SIに刺入したscrewと共に腰仙部を固定する方法である.われわれは第5腰椎分離すべり症の3症例に対し本法を試みPLIFを行った.TSRH spinal instrumentationを用い,intrasacral fixationを行ったが,rodの刺入部が外側にずれるため,刺入がやや難しく,L5のscrewにrodを合わせるのに苦労したが,良好な固定性が得られた.本法は非常に強固な固定性が得られ,腰仙部固定に対し有用な方法であると考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら