文献詳細
連載 リウマチ―最新治療のポイントとその留意点・1【新連載】
文献概要
要約:NSAIDsは抗炎症,鎮痛に有効であるが,胃粘膜傷害が少なくない.ステロイドはNSAIDsで抑えられない炎症が適応であるが,骨侵食を防ぐという報告もあり,QOLを保つという立場から少し見直される傾向にある.DMARDsは抗リウマチ作用により進行を遅らせるという報告が多いが,これを完全に抑制することはできない.
これらを使って症例ごとに痛みをとり,進行を抑える治療を組み立てることが重要である.従来は副作用の少ないNSAIDsから開始し,症状によりステロイド,DMARDsを追加するピラミッドプランが一般的であったが,これでは関節破壊の進行を抑えることはできない.最近は発病早期の進行の早い時期にDMARDsを使用することが奬められ,特に急速に進行することが予測される例では複数のDMARDsにステロイドも含めた強力な抗リウマチ療法も試みられている.
これらを使って症例ごとに痛みをとり,進行を抑える治療を組み立てることが重要である.従来は副作用の少ないNSAIDsから開始し,症状によりステロイド,DMARDsを追加するピラミッドプランが一般的であったが,これでは関節破壊の進行を抑えることはできない.最近は発病早期の進行の早い時期にDMARDsを使用することが奬められ,特に急速に進行することが予測される例では複数のDMARDsにステロイドも含めた強力な抗リウマチ療法も試みられている.
掲載誌情報