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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科32巻11号

1997年11月発行

文献概要

論述

CT計測による頚椎横突孔の解剖―椎骨動脈の椎体への迷入に関して

著者: 吉田正一1 中村孝文1 池田天史1 高木克公1

所属機関: 1熊本大学医学部整形外科

ページ範囲:P.1217 - P.1223

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 抄録:頚椎前方固定術の合併症に椎骨動脈の損傷がある.特に,椎骨動脈が椎体内に迷入している場合に危険性が高いが,今回はその傾向について調査した.101名・442椎体の頚椎CTを対象とし,椎骨の中心線から左右の横突孔内縁までの距離を計測した.
 横突孔内縁問距離の平均値は,C3が25.09mm,C4が25.11mm,C5が26.75mm,C6が28.9mm,C7が31.76mmであった.また,迷入例は3名3椎体,椎体内へ入り込んでいないまでも脊柱管の外縁よりも内側に横突孔内縁が位置している危険群は25名37椎体に存在した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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