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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科32巻11号

1997年11月発行

文献概要

シンポジウム 腰椎変性疾患に対するspinal instrumentation―適応と問題点―

北大式hook & rod system併用の後側方固定術

著者: 浅野聡1 野原裕1

所属機関: 1獨協医科大学越谷病院整形外科

ページ範囲:P.1237 - P.1245

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 抄録:北大式hook and rod systemを併用した後側方固定術について,本instrumentationの特徴と術式について述べた.また,当科における,腰椎変性疾患に対する北大式hook and rod systemを併用した後値則方固定術153例の成績を紹介した.術後の臨床成績は優が68.0%,良が21.6%と約90%が良以上であり,満足できるものであった.骨癒合は148例に得られ,骨癒合率は96.7%であった.これらの経験から,本手術法の長所と短所を考察し,現時点での本手術法の位置づけを述べた.すなわち,腰椎変性疾患に対する後側方固定術において,北大式hook and rod systemの併用は不安定性が軽度な変性腰部脊柱管狭窄症(変性すべり症を含む)や椎間板症に対する1椎間固定がよい適応で,pedicular screw fixationに優る点があり,きわめて良好な臨床成績が獲得できる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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