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シンポジウム 腰椎変性疾患に対するspinal instrumentation―適応と問題点―
文献概要
抄録:北大式hook and rod systemを併用した後側方固定術について,本instrumentationの特徴と術式について述べた.また,当科における,腰椎変性疾患に対する北大式hook and rod systemを併用した後値則方固定術153例の成績を紹介した.術後の臨床成績は優が68.0%,良が21.6%と約90%が良以上であり,満足できるものであった.骨癒合は148例に得られ,骨癒合率は96.7%であった.これらの経験から,本手術法の長所と短所を考察し,現時点での本手術法の位置づけを述べた.すなわち,腰椎変性疾患に対する後側方固定術において,北大式hook and rod systemの併用は不安定性が軽度な変性腰部脊柱管狭窄症(変性すべり症を含む)や椎間板症に対する1椎間固定がよい適応で,pedicular screw fixationに優る点があり,きわめて良好な臨床成績が獲得できる.
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