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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科32巻11号

1997年11月発行

文献概要

シンポジウム 腰椎変性疾患に対するspinal instrumentation―適応と問題点―

腰椎変性疾患に対するinstrumentationの是非―pedicle screw法への疑問

著者: 本間信吾1

所属機関: 1市立札幌病院整形外科

ページ範囲:P.1299 - P.1302

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 抄録:腰椎変性疾患に対するinstrumentation(特にpedicle screw法)の使用について私見を述べた.pedicle screw法は強い固定力を持つため,脊椎alignmentの矯正が可能である.しかし,神経根と直交するため本質的に危険な方法であり,その合併症は重篤なものが多い.従って適応は厳選されるべきである.本法を使用する際は,失敗の許されない熟達した手技が要求される.上方,一椎間であれば従来の後側方固定術でも十分良い結果が期待できる.後側方固定術の成功の要点はinstrumentを使用することではなく,decorticationを含めた移植母床の作成と豊富な骨移植にあり,この基本手技を会得することが重要であることを強調した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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