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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科32巻12号

1997年12月発行

文献概要

専門分野/この1年の進歩

骨・軟部腫瘍学術集会―この1年の進歩

著者: 松井宣夫12

所属機関: 1名古屋市立大学医学部整形外科 2第30回日整会骨・軟部腫瘍学術集会

ページ範囲:P.1390 - P.1393

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 近年,骨・軟部腫瘍の診断は分子生物学的,遺伝子学の研究が導入され,治療においては20数年前には骨肉腫の5年生存率は15%前後であったものが,化学療法(多剤併用療法),放射線療法,温熱療法などの集学的治療の進歩と相俟って,60%前後へと飛躍的に伸びてきている.また,手術も切断・離断術の時代から患肢温存への時代へと,骨・軟部腫瘍も診断,治療の進歩には目を見張るものがある.
 第30回日本整形外科学会骨・軟部腫瘍学術集会を開催させていただいて,その任の重さを痛感するとともに,この数年間の学術の進歩のスピードに驚かされた.数多くのすばらしい報告がなされたが,紙数に限りがあるため,以下の3項目について紹介したい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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