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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科32巻12号

1997年12月発行

文献概要

整形外科英語ア・ラ・カルト・61

整形外科分野で使われる用語・その25

著者: 木村專太郎1

所属機関: 1那珂川病院

ページ範囲:P.1408 - P.1409

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●ingrown toenail(イングロゥン・トゥネイル)
 “ingrown toenail”は“陥入爪”のことであり,一般に“さし爪”や“巻き爪”とも呼ばれている.“陥入爪”は通常母趾に起こるが,どの趾にも起こりうる.この陥入爪の根治手術法には幾つかの方法があるが,原則的には抜爪したときのように爪の刺激が存在しないこと.また爪が存在しても,接触する軟部組織が無ければ,“陥入爪”による感染は起こりえない.陥入爪手術の成功の秘訣はこの2条件の一つを満たせばよい.筆者は,爪の一部を除去し,除去した部分の爪が生えてこないように,“nailbed”(爪母)を取り除き,さらに爪に接触する軟部組織に圧迫がかからないように工夫している.
 以下に述べる手術法は,過去17年間,色々の文献を読んだり,米国時代の整形外科医からのアドバイスを取り入れて施行した約500の症例の経験を基に述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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