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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科32巻2号

1997年02月発行

文献概要

臨床経験

膝前面に発生した血管平滑筋腫の検討

著者: 土田敏典1 北野喜行1 堀本孝士1 砂山千明1 長浦恭行1

所属機関: 1市立砺波総合病院整形外科

ページ範囲:P.191 - P.193

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 抄録:膝前面に発生した血管平滑筋腫の3例を経験したので,MRIの術前診断としての有用性について考察した.
 症例は男性3例で,膝前面に弾性軟の腫瘤を認め,2例に圧痛を認めた.全例局所麻酔下に腫瘍を摘出し,術後平均5年の現在全例再発を認めていない.病理学的には,充実型の血管平滑筋腫であった.1例にMRIを施行し,T1強調像で低信号,T2強調像で周辺が高信号に描出され,内部が不均一な中等度から高信号に描出され,Gd造影像では全体に造影された.病理学的には腫瘍周辺部は豊富な血管構成成分を有し,内部は充実型の平滑筋線維であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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