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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科32巻4号

1997年04月発行

文献概要

特集 脊椎外科最近の進歩(第25回日本脊椎外科学会より)

完全還納式椎弓切除術(金大式)―threadwire sawを用いて

著者: 川原範夫1 富田勝郎1 新屋陽一1

所属機関: 1金沢大学医学部整形外科

ページ範囲:P.419 - P.427

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 抄録:脊髄腫瘍,脊髄空洞症などの脊柱管内病変に対して良好な視野を獲得し,さらに生理的,解剖学的な脊柱を再建するために,完全還納式椎弓切除術(recapping laminoplasty)を考案し26例に対し行った.Threadwire saw(T-saw)を用いた骨切りはcutting lossがなく,また切離面が極めてシャープであるため,還納椎弓を解剖学的に完全なもとの状態に復元できた.また骨接合部では短期間での骨癒合(primary healing)が得られ,さらに還納椎弓は組織学的に生着していることが確認された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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