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特集 脊椎外科最近の進歩(第25回日本脊椎外科学会より)
棘突起縦割法椎弓形成術後の長期経過
著者: 税田和夫1 黒川高秀1 中村耕三1 星野雄一2 竹下克志2
所属機関: 1東京大学医学部整形外科 2自治医科大学整形外科
ページ範囲:P.531 - P.536
文献購入ページに移動短期成績では32例で麻痺の改善があった.その後に悪化した症例は9例で,その原因は腰部脊柱管狭窄症が多く,その他に胸椎黄色靱帯骨化症,上位頚椎腫瘤,頚椎捻挫などがあった.OPLLの骨化進展は9例中4例であったが,それによる麻痺の増悪はなかった.本法は,頚椎が原因の悪化は少なく,長期に安定した成績であった.
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